検索エンジン上位の罠
2015-05-11 | ご注意ください
えらく煽ったタイトルをつけちゃいましたが、よく「ホームページで見つけた会社に騙された」なんて話を耳にするので、最近ちょっと思うことを。
(主に中小企業を対象に書いてます)
日々たくさんのお客様、知人、友人、嫁、オカンと、様々な方とお話をしておりますが、得てして「検索エンジンの上位=優良企業」とまっすぐに捉えがちな人が多いんだなぁと思います。
実際、検索エンジンは優良なサイトを上位に載せようと日々改訂を繰り返していて、考え方としては間違いではないのですが、それがイコール優良企業でしょうか?
検索エンジンはご存知の通り、人間が情報をピックアップしているわけではなく、あくまでプログラムが機械的に情報を収集し、順位をつけています。
もちろん、その順位を決定するための算出法(アルゴリズム)は超ハイパー賢い人たちが作っているでしょうから、ものすごく画期的で複雑ですばらしいものだということは理解できます。
とは言いつつも、検索した際の「見た目の順位」は「サイト運営に力を入れている会社」が上位に表示されているだけの話で、さらにSEOとかリスティング広告とか、そこに資本投下できる、できないでも検索結果に影響が出ます。
つまり、検索エンジン上位 = 優良企業 とは言い切れないわけです。
極端な例ですが、2年前ブランドのサングラス名で検索したところ、検索の上位20位以内におおよそ詐欺と思われるサイトが11件も載っていました。(以下画像)
最近はかなり改善されているようですが、それでもパーフェクトではないようです。
そして、ちょっと前から「口コミ」で「優良な会社、サービス」の情報共有をするという流れができていますが、「機械」から「人」へのシフトのひとつだろうなと思います。
ただし、こちらも「ステマ」「やらせ」等で「口コミ」を操作する輩もいるのが事実なので、パーフェクトではないようですし、「炎上」という副産物まで生まれました。
うむむ~~、じゃぁユーザーは何を信じればいいんでしょう?(永遠のテーマですね)
基本的には残念ながら「常に半信半疑」かなぁと。
昨今のホームページはどこもみんなキレイにできていますし、お客様の声なんてのもあって結局どこがいいのかわからないんじゃないかと思います。
実際、ボクのような仕事をしていてもわからない時が多々あります。
ご自身が少々「知識」を付けてから、なるべく多くのサイトを、それぞれ隅々読んで、その会社の姿勢を汲み取るしかないでしょう。
まぁ「売り手」は「買い手」の心をくすぐるように作るでしょうから、肩の力を抜いたページというのが実は読みどころかもしれないですね。
そういう意味ではブログは参考になると思います。ブログを数日分でも目を通せばなんとなく「人」や「姿勢」が見えてくるでしょう。
で、ある程度絞り込んだらあとは「電話」で直接話しをするってカンジでしょうか。
なんかイマイチスッキリしないですが、「検索エンジン上位 = 優良企業 とは言い切れない」とだけは覚えていただければと思います。