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たまにはSEOの話

2016-05-20 | 話題

お客さんからよく「SEO屋さんの手法ってどうやってるの?」と聞かれるので、今回は「もう終わった」と言われつつも、未だ行われているSEO手法の一例を紹介します。


沢山のサイトから紹介されている(リンクされている)サイトは良いサイトの筈だ!という検索エンジンの考え方を利用したのが「被リンクを増やす」方法。


どうでもいいブログを猛烈に沢山立ち上げて、その投稿から上位に上げたいサイトを紹介しまくります。


たいていは流行の仕事マッチングサイト等から1記事数百円等という激安ギャラでも引き受けてくれるライター?さんに発注して、数百文字~1000文字程度の紹介記事を大量生産します。まぁ、はっきり言ってヤラセですわな。

 

もちろん、この辺りのことは知ってる人も多い話で、私も知識としては知っていたんですが、実際どれくらいの被リンク用ブログがあるのかちょっと調べてみました。

とあるSEO屋さんが管理してるであろうブログアドレスの一部を並べてみます。(一応ボカしておきました。)

 

 

どえりゃ~ありますね。
多すぎて途中でアドレス拾うのを断念しましたが、おそらくこの倍はあるでしょう。


中を見ると、ほぼ同じ時期に同じ内容(サイトの紹介)の投稿が書かれています。

これで「被リンクの数」を水増ししているわけですね。

いやしかし、これほど多いとは・・・

 

ちなみに、この手法が「終わった」と言われているのは、現在ではこのような不自然なリンクはスパム扱いとなり、最悪の場合は、これにリンクされているサイトはペナルティを課せられる(順位が落ちる)、と言われています。

また、被リンクも質の高いサイトからのリンクじゃないと意味がないよ!とも言われています。


ところが実際は現在でも効果が出ることがあるらしいので、まだ無くなっていません。
いわゆるグレーゾーンのようです。

 

そして、今週このような動きがありました。

 

「ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラム」
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2016/05/advanced-hosting-meetup-report.html


gooブログ・アメブロ、 Ameba Ownd・Seesaaブログ・JUGEM、ロリポップ!レンタルサーバー・はてなブログ、はてなダイアリー・pixiv・Yahoo!ブログ・楽天ブログ、楽天市場など大手のサービス運営会社が参加して「スパムサイトの情報共有と通報」を行っていこうというもの。

 

つまり「スパムな被リンクサイトをとっちめよう」という動きです。

これでいよいよレッドゾーン突入かもしれないですね。

 

私がSEOに消極的に見られるのは、こういうグレーな手法(要はズル)を推奨しないからです。

そりゃ検索エンジンだって「正直者」を紹介したいと思ってるでしょうからね。

 

それでも「ズルしようが何しようが上位に載ったサイトが勝ち」なのは現実でしょうから、う~~む、悩ましいところですね。

 

 



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