補助金を利用してホームページを制作?
2015-04-16 | 豆知識
「小規模事業者持続化補助金」を利用すれば、ホームページの制作費の約3分の2が補助されるという話があります。
小規模事業者持続化補助金のサイト(外部リンク)
で、ざっくり書くと
1)従業員5人以下の既に創業されている小売業、卸業、サービス業
2)上限50万円で、税抜総額の3分の2まで
3)販路拡大のための資金として利用
が主な対象です。
お~モリちゃん!そりゃいいじゃん、すぐに利用しよう!
と思うと思いますが、さすがにそんなにカンタンにお金くれません。
■補助金をもらうまでの壁
1)経営計画書等の書類がたっぷり!しかも、審査なので例文を流し込んだくらいではダメ
2)3分の2だ!って喜ぶのはいいが、消費税は別なので、仮に税抜75万円(税込81万円)の総額で50万円補助してもらった場合、31万円はかかる。
3)いわゆる「後払い」なので、一度は満額を準備する必要がある(上の例で言うと81万)
わけで、仮にめでたく補助金をもらってからも
1)補助金をもらった後、5年間書類を保存
2)補助金は法人税の課税対象になる。
ということです。
あと、ホームページに関しては「販路拡大」がテーマのため、通販サイトの制作がおそらく一番合格しやすいと思います。
また、通販サイトでも楽天やヤフーショッピングなどの「モール」はNGだそうで、「自社サイトとしての通販サイト」がベストです。
会社案内的なホームページでは審査が通らない、通りにくいと思います。
尚、来月(5月)27日が締め切りなので、書類の準備やらなんやらで2週間くらいかかるとすれば、5月の13日あたりには動き始めないと間に合わないでしょうね。
手順としては
1)小規模事業者持続化補助金のサイト(外部リンク)から必要書類をダウンロード
2)ホームページ制作会社に見積もり依頼(構成・仕様も決めておく)
3)例にならった様式で、申請書、経営計画書、補助事業計画書、事業支援計画書、補助金交付申請書を作成
4)貸借対照表、損益分岐表(直近1期分)、謄本を準備
5)最寄の商工会議所に相談(非会員でもOK できれば事業主本人)
6)書類提出
7)審査待ち
8)審査の可の場合、速やかにホームページ制作会社と契約、制作開始
9)ホームページ制作完了、納品(2015年11月末まで)
10)制作会社へお支払い(全額)
11)実績報告書の作成、見積もり、契約書、領収書等の関係書類を補助金事務局に提出
12)補助金入金
という、結構長い道のりですね。
ちなみに審査で落ちてしまったら、それまでの苦労はパーです。
経営計画書などの書類を士業の人やコンサルタントに手伝ってもらった場合、なんだかんだで3分の2ではなく半額くらい負担が軽減されればいいとこでしょう。
そもそも制作する予定だったので、ダメでもともと補助金をチャレンジしてみたい!という方は、ぜひご相談ください。