SEOに逆効果なコラム?
登録日:2024-10-06
10年前は検索エンジンの上位をキープしていた
検索エンジンの上位を目指すために、ブログやコラムを更新するという、WEB運用の方法がありますが、私の失敗談(たぶん)を踏まえて紹介したいと思います。
「ホームページ制作 名古屋」というキーワードが、私の仕事では狙うべきところでございまして、実際10年くらい前までは長らく1ページ目をキープしておりました。
ところが、ある日下図のようにズドンと落ちてしまいました。
ちょっと欲張ってページタイトルに「YouTubeCM制作」なんてワードを足した途端、こんなジェットコースター状態に。
まぁ、Googleさんの気まぐれ、そのうち戻るわ!と思っていましたが、壊れたジェットコースターのような変動のまま、徐々に順位が下がっていきました。
とりあえず、あれこれやってみた。
その当時、弊社のサイトはXHTMLで、スマホも別立ての最適化サイトでしたので、HTML5のレスポンシブへ変更。
欲張ったキーワードも元に戻して様子を見る。変化なし。
お客さまのサイトは問題なく上位表示している
自分の書き方が悪いのか?と思うこともありましたが、例えば「三重 防水」で検索すると、弊社のお客さまのサイトはほぼ1位キープですし、その他のお客さまのサイトもまずまず上位に表示されていましたので、コードの書き方ではないなと。
(弊社は内因的なSEOを行うのみです)
都市伝説的なSEOもいろいろやってみた
上位表示のサイトをいろいろ調べて、以下の事を試してみました。
(かなり都市伝説も含まれますが、やってみないと分からんということで)
- トップページ下部に小さい字でキーワードをいっぱい散りばめた数百字の文章を掲載
- ランクの高そうなサイトからの被リンク
- OPGを整備してブログをアップした際は各SNSで拡散
- 表示速度をより早くするためのチューニング
- コラムURLを?id=2というような引数表示からパーマリンクに変更
- サーバーIPを変更するために、ホスティング会社を乗り換え
変化なし(;_;)
ここで一つ注意点
検索順位が下がったことで、PVが落ちたと思われるでしょうが、これがほぼPVは落ちていないのです。
コンテンツを増やしてみた
コンテンツSEOなんて言葉も生まれ、それまでの被リンクや適正なタグの使用のみではなく、検索エンジンはホームページ内のコンテンツの内容を重視するようになったと言われるようになりました。
ブログは大昔からやってはいましたが、確かに忙しさにかまけて自社のサイトは放ったらかし。
下手すりゃ年に1記事をアップするなんて状態。
以前よりセキュリティに力を入れていたこともあり、こちらはネタが豊富だったので、セキュリティ関連のコラムやブログをちょくちょくアップするようにしました。
ちょっと上がるが、上位はまだ遠く。
ただ、PVは以前より増えました。
SEOツールに頼ってみた
SEOツールは地味に費用がかさむので、一旦お試し期間を利用して調べてみると、こんな状態。
76点!
チューニングを繰り返して以下のところまできました。
すると、どうでしょう
お!まぁまぁいいんじゃない?
またも順位大幅下落
どうでしょう、1年くらいは25位~35位くらいまでをウロウロしていましたが、最近またも大幅に下落してしましました。
さらにズドンと140位前後。
(もう、ツールじゃ順位を拾えないほどの位置)
しかも、制作実績を増やした途端です。
しかし、PVはさほど落ちてません。
たぶん、これだろうなということに着手してみた
実は「ホームページ制作 名古屋」では140位でも、「ホームページ制作 名古屋 セキュリティ」とすると、堂々の1位なわけです。
つまり、追加したブログ、コラムのコンテンツがセキュリティに寄りすぎてしまっているようですし、PVのほとんどがセキュリティの記事からのランディングです。
Googleサーチコンソールで当サイトに到達したキーワードをみても、かなり偏ってます。
上位のクエリ | 掲載順位 |
---|---|
迷惑メール どこから漏れた | 1.90 |
営業を目的としたお問い合わせはご遠慮ください | 1.27 |
zipファイル 安全確認 | 1.05 |
zip extractor 安全性 | 1.28 |
迷惑メール どこから漏れる | 2.67 |
kcfinder | 21.14 |
スプレッドシート 公開 注意 | 3.25 |
regularbuilder | 3.70 |
zipエクストラクター 安全 | 1.70 |
ウルえもん | 1.47 |
myinfo@rakuten co jp パスワード再設定 | 3.02 |
myinfo@rakuten.co.jp | 8.97 |
迷惑メール どこから | 4.16 |
myinfo@rakuten co jp 本物 | 5.97 |
スプレッドシート webに公開 セキュリティ | 2.64 |
メールアドレス どこから漏れる | 3.89 |
スプレッドシート 他人に見られる | 5.00 |
スプレッドシート 社外秘 | 3.42 |
ウルえもん 迷惑 | 1.00 |
迷惑メール どこで漏れる | 2.07 |
epark メール 覚えがない | 6.18 |
コットンウール | 4.77 |
「ホームページ」や「制作」なんてワードが全然ない!!
うむむ、こうなると、よりセキュリティの記事は削りたくない・・
ただ、結局検索上位というのは競合他社との競争なんで、他社が制作に関するコンテンツが豊富なら、そりゃ他社が上に来るでしょう。
そこで、今回別サイトを立ち上げて、そちらにコンテンツを移行してみることにしました。
先日のブログにも書きましたが、ホームページ運用トラブル専用のサイトになります。
題して「サイトお助け隊」
(ChatGPTにネーミングしてもらいました)
これで、本サイトからセキュリティ記事を移動させて、ホームページ制作に関するコンテンツを増やしたらどうなるかということを、引き続き記録していきます。
ついでに、古くて今の時代と情報が異なる記事も断捨離中。
ちなみに、立ち上げ時に2記事ほど移動、5記事を削除と計7記事取っ払ったら、80位くらいまで一気に上がりました。
案の定PVはガタ落ちです(笑)
最後に、ラボということで
本来こういうコラムは、「教える」コンテンツがよいのでしょうが、コラムではなくラボというタイトルにしているのは、いろいろ実験して答えを出すという意味合いでつけていますので、失敗談も載せていきます。
今回の施策で上位に上がれば、SEOを目的としたコンテンツ拡充について、堂々と「業務にストレートな内容じゃないと、逆効果ですよ!」って言えますよね。